CBD(シービーディー)はカンナビジオールの略称で、麻に含まれる104種類以上あるカンナビノイドと呼ばれる薬理成分の一つです。近年の研究から私達の健康に密接な関係があることが分かり、ウェルネスケア・メンタルヘルスケアの分野で注目を浴びている成分です。

CBDとは? エンドカンナビノイドシステム(ECS

医療大麻研究の過程で、私たち人間の身体には、エンドカンナビノイドシステム(ECS)といわれる神経や免疫バランスを調整する機能が備わっており、外的ストレスや生活習慣の乱れ、加齢によって、この機能が低下すると様々な疾患につながることが明らかになりました。

体内には、CB1CB2といわれるカンナビノイドの受容体が備わっており、外からCBDを摂取することで、この受容体に作用し、乱れたECS機能を整える働きがあることが分かっています。CBDは、従来のビタミンやアミノ酸などと異なる、新しい栄養素として世界中でニーズが高まっています。近い将来、必須栄養素と言われる日が来るかもしれません。

 

2013年アメリカで医療業界に衝撃を与えた出来事

2013年アメリカで医療業界に衝撃を与えた出来事が起こります。 脳の神経疾患てんかんを持つ5歳の少女にCBDオイルを与えたところ、1300回ほどあった発作がほぼゼロになり、医療分野でCBDが注目を集めます。

そして、この出来事を皮切りに、医療分野でのカンナビノイド研究が加速し、2017年には世界保健機関(WHO)がCBDの安全性を認め、2018年には世界アンチドーピング協会(WADA)が使用禁止リストからCBDを除外したことで、CBDは医療分野だけでなく、ヘルスケア業界・美容業界・スポーツ業界などへ拡大していきます。

CBDの代表的な効果としては、抗酸化・抗不安・抗炎症作用などがあり、痛みの緩和・不安や緊張の緩和・リラックス・入眠効果・睡眠の質の改善などの効果が期待され、医療分野では、ガン・不眠症・糖尿病・パーキンソン病・神経疾患・てんかん・PMS(月経前症候群)など、様々な疾患の研究対象になっているほどです。

日本国内でのCBDの取り扱いについて

CBDは大麻草の主成分のため、そのリスクが心配されますが、次の2つの条件を満たしたCBDの取り扱いは日本でも認められています。

・違法成分THCを含まないこと
・大麻草の成熟した茎か種から抽出されていること

当社の製品に使用されるCBD原料は、日本の規格に適合したCBD原料を使用しており、厚生労働省・関東信越厚生局麻薬取締部に届け出をして正規にアメリカから輸入されております。 複数の第三者機関の分析によって、日本で違法な成分THCが含まれていないことが証明されています。

厚生労働省への届出、第三者分析機関証明書

輸入製品の問題点

WHOWADAが安全性を認めた2018年頃から、多くのCBD製品が輸入されるようになりました。 しかしながら、諸外国と日本のCBD製品の法規制は異なり、日本の法律に適合していない製品が多く輸入されてしまっているのが現状で、度々、自主回収ニュースや、THCが検出されたという報道を見かけることもあります。

諸外国と日本のCBD製品の規制の違い

CBD市場を牽引するアメリカやヨーロッパでは、ヘンプから抽出されたTHC0.3%以下のCBD製品は合法です。 (202010月、欧州産業用大麻協会(EIHA)によって、ヨーロッパの規制が0.2%から0.3%に引き上げられるなど、THC含有量0.3%という数値がグローバル基準になっています。) それに対して、日本では、THCが微量でも含まれいるCBDオイルやヘンプシードオイルなどの製品の取り扱いは許可されていません。日本と海外ではこうした規制に差があるため、輸入製品を選ぶ際は注意が必要です。

また、問題点は違法成分のTHCだけに限りません。土壌問題から残留農薬や重金属が残っていたり、メラトニンといった日本では医薬品指定されている成分が入っているCBD食品が販売されていることもあります。一般的に茎から抽出されたCBDは重金属が残りやすいと言われています。

海外の事業者が発行した成分分析表ではオールクリアと記載があっても、日本の分析機関で調査すると、THCが一定量検出されたり、CBDが殆ど入っていなかったり、残留農薬が含まれていたりする問題も少なくないようです。

EsVedraの安全性への取り組み

上述の通り、CBD製品の取り扱いにはたいへん注意が必要です。
そこで、当社では、安全性を担保するために、日本国内での分析体制を強化しております。 

1.米パートナー企業による日本適合原料(茎種由来)の選定・成分検査

2.
厚生労働省届出認可・税関検査
(成分分析表・宣言書・製造工程表・食品届提出)

3.
国内検査 重金属・残留農薬分析検査
安全性が担保された食品グレードのCBD原料のみを選定

4.
製品製造後、国内検査 日本カンナビノイド協会、及び、
厚生労働省指定分析機関ユーロフィンでのCBDTHC定性・定量検査

5.
国内、国外の第三者分析機関の検査を重ね、
安全性の担保が確認できた製品のみ販売

THC非検出の製品である事はもちろん、日本の法律を厳守した製品をお客様にお届けする為、コンプライアンス体制を強化しております。